にんにく卵黄で妊娠しやすくなる?

にんにく卵黄で妊娠しやすくなる?

「にんにく卵黄を飲むことで妊娠しやすくなる。
」「不妊体質が改善できる。
」にんにく卵黄の効果として、このようなことを聞いたことは無いでしょうか。
不妊に対する効果の根拠となるのはにんにくに含まれているアリシンが、卵黄の持つ資質と結合して脂質アリシンに変化することでビタミンEと同じような働きを持つことと、卵黄自体にビタミンEが含まれていることにあります。
確かにビタミンEは「抗不妊因子」「抗不妊ビタミン」などと言われていて、抗酸化作用や血行促進等の他に女性ホルモンの分泌を促す作用があり、生殖機能を正常に維持するためにも必要な栄養素です。
また、にんにくにはスコルジニンと言われるの男性の生殖機能、主に精子の生産を促す成分が含まれています。
成分的には不妊に効果のあると言われているものが含まれていますが、だからといってにんにく卵黄で不妊が改善されるかといえば難しい所です。
不妊は女性側の排卵障害や着床障害、様々な疾患が関係してくることもあれば、男性側の精子に異常があったり、精子が少なかったりと色々な要因が絡むものなので、単純ににんにく卵黄を飲み続けることで改善するのかといえばそれは難しく、治療をするのなら病院で適切な診断と処置をしてもらい、長い時間をかけて克服していく必要があります。
にんにく卵黄の不妊改善効果は実験や臨床試験のデータが存在せず、ただ単に含まれている成分が不妊に効果がある可能性があるというだけに過ぎませんし、医師によってはサプリメント等によるビタミンEの摂取を控えるようにと指示を出す場合もあるようなので、必ずしもにんにく卵黄が不妊改善をもたらすとは言えなません。
更ににんにく卵黄自体があくまで「健康食品」であり不妊改善効果を謳っているものではありません。
不妊に悩む人が藁を掴む思いで試してみたいという気持ちもわかりますが、不妊改善を目的ににんにく卵黄を飲むのはあまり良い策ではなく、いわば都市伝説、或いは根拠のない民間治療のようなものです。
不妊治療を求めるのならまずは病院へ行き、適切な診断と処置を受けることが最良の選択なので、婦人科等のある病院へ行くことをお勧めします。